ほっぺたが落ちちゃうくらいの本格中華をおうちで作ろう!!
大人にも子供にも大人気の鉄板メニュー『かに玉』
ちょっとしたコツで、簡単にお店のようなフワフワに仕上げられます。
この記事を読んでくれたあなただけに、特別にプロのコツを教えちゃいま~す。
ご飯に乗せちゃえば天津飯に変身するので、1品だけでもボリューム満点です。
さぁ、では作り方を見ていきましょうっ!
最強の『かに玉』の作り方
こんにちは!
たまご大好きポリフェノールです!
■■■ もくじ ■■■
卵は体にもいいし栄養満点で、必ず常備しておきたい食材ですよね!
それに、簡単にいろんなご馳走に変身してくれます。
和食なら出汁巻きたまご、洋食ならプレーンオムレツ…
ということで今回は中華の"かに玉"の作り方をご説明します。
もちろんご飯に乗せて天津飯として食べるのもいいですよね♬
あ、その前に10秒だけこの料理に込められた意味をお話します~
芙蓉蟹「かに玉」の語源
カニ玉のことは中国語で、芙蓉蟹(フーロンシェ)と書きます。
意味は、「芙」も「蓉」も蓮の花を表す漢字なので、カニを使って蓮の花を再現した料理ということに。
ちなみに、何かの材料をたまごで包んで焼く料理を「芙蓉〇〇」というので、他の調理法にも使われる言葉なんですね~
蟹を使うと「芙蓉蟹」になるってわけです。
きっと芙蓉蟹の場合は、仕上げにかける"あん"を水面に見立ててもいるんでしょうね。
花をイメージした料理なので、ふんわりと繊細に仕上げるのが美味しく作るコツです。
池の水面に咲く花をイメージしながら作りましょう!!
では材料の説明と作り方です。
かに玉はこうやって作っていこう!!
鍋・食材・調味料を準備して、お好みの大きさに切りそろえて、上にかける"あん"の準備をしたら焼いていきます。
1具材を準備する
参考までに料理本の教科書に載ってそうな正統派の具材をリストアップしますが、好きなもので大丈夫です。台所にある余り物とかでもいいので、じゃんじゃん代用して下さい。
【材料】2人前
たまご:4~6個(Sサイズなら多い方がいいでしょう)
カニのむき身:数本
(カニカマは原料が魚のカマボコなので鍋に焦げ付きます!)
シイタケ:4個
ネギ:ちょっと
キヌサヤ:2本(インゲン豆など余ってるものでもOK)
紅ショウガ:少々
酒、しょうゆ、みりんか砂糖、塩、コショウ:少々
あん
砂糖かみりん:小さじ1~2
しょうゆ:大さじ1
酒:大さじ1
塩、コショウ
【最後に加えるので別に準備しておく】
水溶き片栗粉:お好みで(水1カップ+大さじ0.5~1)
ごま油:少々
2たまご以外の具材を切りそろえる
今回、具材の豆はキヌサヤがくなて身の厚いインゲン豆を使ったので、あらかじめ2分ほど下茹でをしました(ちょっと熱が通りにくいため)
キヌサヤのように薄い豆を使う場合は、そのまま使って大丈夫です。
材料は好きな大きさに切っておきます。
僕は、かに玉の場合はちょっと小さめの方が好きです。
下の写真を参考にしてください。
カニは安いのがあったので本物のむき身を使い、
シイタケが無かったのでマイタケを使いました。
大まかな作り方さえ押さえておけば美味しく出来上がるので、細かいルールなんて考えずに、台所にあるものを使って作っちゃいましょう♪
3あんかけのあんと卵の準備
あんの材料は、どんぶりかボールに入れます。
ちょっと味見してみて、甘めが好きなら砂糖を足してください。
卵はやや多めが美味しく出来上がります。
普通のレシピでは「たまご何個」って指定して書いてあったりしますが、卵のサイズがSかMかでも分量は違ってきます。
レシピ通りじゃなくって、自分の直感を信じて臨機応変に対応しましょう。
こちらも、あらかじめボールか何かに割って入れておきます。
割り入れたら、さい箸でかき混ぜて溶いておきましょう。
4鍋を熱して具材を炒める
僕は愛用の中華鍋を使いますが、なければフライパンでもなんでもOKです。
鉄鍋であれば、煙が出るまでカッチカチに熱してからサラダ油を多めに入れます。
テフロン加工の鍋をご使用の場合は、あまり加熱しない方がいいです。
切っておいた具材を投入して炒めます。
※上手に炒めるコツ
思いっきり強火で炒めてください。
弱火でトロトロ炒めると、具材から水分が出てきて歯ごたえがなくなります。
そうなる前に具材の表面を焼いてコーティングするってわけです。
『焦げちゃうかな~?!』なんて弱気にならずに、短時間でガンガン攻めましょう。
中華鍋で「ジュウジュウ~!!」と豪快に炒めるのは音もいいし香りも抜群!!
鍋を返しながら焦がさないように短時間で仕上げます。
後で生卵と合わせてもう一度鍋に入れるので、この段階では完全に火を通さなくてもOKです。
5炒めた具材をたまごに合わせる
たまごを箸で溶いておいたものに、炒めた具材を投入します。
ここで主役の「生卵」と「ひと足先に炒められた具材達」との感動の出会いがあります。
『よっ!お先!!』みたいな…。
たまごと炒めた具材を合わせたら、先程の【材料】リストの下にある調味料
〈酒、しょうゆ、みりんか砂糖、塩、コショウ:少々〉
を加えて味を付けます。
分量は、なんとな~くの目分量で。
そんなこと言われても困るわっ!!という方は〈酒:小さじ2、しょうゆ:小さじ2、みりんか砂糖:小さじ1、塩コショウ:少々〉を目安にしてください。
※ここで味を濃くしすぎると、あんをかけたときにしょっ辛くなります。ほどほどに薄めがベストです。
炒めた具材と調味料を入れたら、軽くざっくり混ぜます。
6再び鍋を熱してたまごを炒める
ここからは時間との勝負!
強火で一気に仕上げます。
鍋を熱して多めのサラダ油を入れ、【5】で合わせたたまごと具材を炒めます。
〈中華鍋のメリット〉
IH鍋やフライパンは底が平らなので丸く焼くのにコツがいりますが、底の丸い中華鍋だと、何もしなくても自然にふんわりと丸く仕上がります。
油をたまごに混ぜ合わせるようにしながら、ふんわりと焼いて下さい。
途中でひっくり返して両面焼きます。
丸くなるようにお玉で整えてあげます。
ま、丸くなくても味は同じなんですが…w
完全に火を通すと固くなってしまうので、早めに火から離して皿にあけます。
天津飯にしたい場合はどんぶりにご飯を入れてから乗せます。
くどいようですが、余熱でも火が通るので柔らかめで上げてしまいましょう。
たまご料理は、この余熱を計算に入れないと美味しく仕上がらないんですよね~
7"あん"を作ってかける
準備しておいた"あん"の材料を鍋に入れて、火にかけます。
僕は、あん作りに中華鍋をそのまま使います。
理由はさっき炒めたばかりの卵とカニの香りが鍋に残っていて、あんに移るから。
こうすると風味豊かな"あん"ができます。
仕上げに水溶き片栗粉を入れてとろみをつけて、ごま油少々加えます。
お皿かどんぶりに乗せたたまご焼きに"あん"をかけ、
仕上げに紅しょうがを散らすと色どりが鮮やかになります。
僕のレシピの場合は紅ショウガの香ばしさを出すために、初めに炒めて卵の中に入れてまうので、そのまま食べちゃいます。
出来上がりがこちら!!
写真では説明できないくらい美味しいです!!
おうちで最大限に美味しく作るコツ
これだけ守ればお店よりもおいしいかに玉(天津飯)が作れるというコツをご紹介します!!ぜひ参考にしてください!
1鉄の中華鍋を使う
程よい焦げができ、底の形に合わせて丸く焼けてくれます。
また、テフロンではできないくらい鍋を熱してから卵を投入するので、ふんわり柔らかに焼けます。
2調味料はあくまでも目安に
味付けについては、あんと本体の卵焼きの味のバランスが命です。
目安にするために量を記載しましたが、味見をしながら自分好みのコツをつかんでください。
レシピ通りに作るよりも自分でアレンジして作った方が、もしも何度か失敗したとしても最終的にはるかに料理の腕は上達します。
料理の勘を養うようにしましょう。
さて、今回はおいしい「かに玉」の作り方をご紹介しました。
何度か作って慣れれば、20分くらいで手軽に仕上がります。
そして、なにより美味しい…。
皆さんもぜひお試し下さいね!
最後まで読んでくれてありがとうございました
コメントなどもお待ちしています!
またお会いしましょう~っ!
ポリフェノール