MacBookなどの大切なデバイスに、万が一の事故が生じたときに備えて加入する"任意保険"のアップルケアプラス利用の回数制限が消失した。
加入料金は安い金額ではないが、画面が割れたり落下させてしまった場合には一定の自己負担金を出せば修理してもらえるアップルケアプラス。
ただし、これまでは過失や事故による修理は1年に2回までという回数限定の縛りがあった。
アップルケアプラスの保証回数が無制限に変更
よほどの「うっかりさん」でなければ1年に2回もパソコンの画面を割るようなことはないだろうが、年間で2回までという回数制限があるということは、1回目の修理でイエローカードを2枚渡されるようなもので、『次に修理が必要となった場合が最後となる』という心理的なプレッシャーになるのではないだろうか。
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今日、アップルサポートからメールが来て、今回の改定を知ったわけだが、今後はその回数制限がなくなる。
上の写真にあるように、今後は回数としては無制限に保証されることになるそうだ。
といっても、このサービスを利用するには無料というわけではなく、これまで通り自己負担金も必要になる。
ざっくり書くと、
画面が割れた場合などは、12,900円(税込み)
それ以外の損傷は、37,100円(税込み)
を支払って修理してもらい、残りの費用はアップルサポートが負担する仕組みだ。
仮に、画面が割れるなどの故障の場合に、アップルケアプラスに未加入で完全に自腹で修理すると5〜8万円はかかってしまう。内部に問題が発生していればもっと高額の修理費用となるだろう。
どんなに複雑な修理になっても、料金の上限が決まっているのはありがたいのではないだろうか。
ただし、注意しなければならないことがある。
事故や過失のみ無制限への変更
上の写真からも分かるように「過失や事故による損傷」が、利用回数の制限なし。ということになっている。
つまり、iPhoneの盗難・紛失プランは別として、Macのアップルケアプラスの場合は盗難や紛失等に関してはこれまで通りで保証されないので気をつけよう。
ついでにアップルケアプラスの料金は下の表となる。
1年プランでも良いが、故障は2年以降が多くなる。どうせなら3年プランがお勧め。
例えばM2のMacBookならば31,800円、
iMacならば27,800円だ。
アップルケアプラス利用の際の料金の計算方法
このアップルケアプラスの料金に、万が一の際に自己負担金が加わるということを考えて加入するかどうかを検討するといいだろう。
例えば13インチのMacBook Proの3年プランを34,800円で購入して、ディスプレイが割れるなどして12,900円の自己負担を出すと、合計で47,700円を支払ったことになる。
アップル正規店でMacBookの画面を交換すると58,300円なので、1度利用するだけで元が取れる計算になるが、もし一度も修理が必要とならなければ上記の47,700は消えてなくなる。そのあたりは保険と考えるべきだが、財布と相談しながら保険と考えることにしよう。
※保証内容についてはご自身でアップル公式ページからご確認ください。サービス料金も改定される場合があります。