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ポリフェノールの雑記ブログ🖋

日本の調理師として見たアジアのB級グルメや景色などを楽しくご紹介!趣味の雑記ブログをよろしくお願いしますd( ̄  ̄)

新型iPadでオフィスが使えない理由|エクセルとワードの編集に必須のMicrosoft365を購入せずに無料で使い続ける賢い方法

仕事上の書類作成では欠かせないマイクロソフトの「オフィス」。日常的にエクセルワードで作られたファイルのやりとりも多いのではないだろうか。そんな日本のビジネスシーンで必須ともいえるオフィス関連のアプリの編集は、以前のiPadでは無料アプリで簡単にで使えていたものの、新型iPadでは急に編集不能になってしまい愕然としている方も多いはずだ。原因を調べてみると、そこにはマイクロソフト社の単純な思惑があった。

iPadで無料のワードとエクセルを使い続ける方法

新型iPadで無料版のエクセルやワードが使えなくなった、たった一つの理由とは。

新型iPadを購入後に引き継いだエクセルとワードのアプリが使用不能に

パソコンよりも起動時間が圧倒的に早く、持ち運びにも困らないiPadで仕事をする方も多いだろう。また、もしかするとあなたはWindowsから足を洗ってMacPCへの乗り換えを検討している方かもしれない。

旧モデルのiPadでは機能に一部の制限があったものの、基本的に問題なく無料のOfficeアプリが使えていた。アップルストアから「Microsoft Office」「Microsoft Excel」、もしくは「Microsoft Word」をインストールすれば、Windows PCで作業していたマイクロソフトのファイル編集が簡単にできていたので困ることはなかった。

ところが…

旧型から新型iPadに乗り換えた途端、マイクロソフトのアプリが使用不能になるという現象が起こるようになってしまった。

■■■目次■■■

iPadの乗り換え後に悲劇は起こる

ご存じのとおり、iPadは新機種に乗り換える際の段取りがとても簡単。それまで使っていたiPadの横に新しく買ったiPadを置いて電源を入れ、アップルIDにサインインして待つだけでデータの移行が完了する。それまで愛用していたiPadに入っている写真やアプリ、パスワードも含めて自動で完全に引っ越しが終わってしまう。

なので、WindowsのPCやタブレットとは異なり、引っ越し後はそれまで使っていたアプリがインストールされた状態で新しいiPadを使うことになるのだが、マイクロソフト関連のアプリを開くと困ったことになるのだ。

 

マイクロソフトアカウントのサインインが失敗

まず、新型iPadでマイクロソフトのエクセルアプリを開き、編集か保存をしようとするとサインインが求められる。ちなみに、閲覧のみならばサインインしない状態でも使用可能だ。もっとも、ファイルを見るだけなら他の「ドキュメント」アプリなどでも可能なのでExcelを入れる必要はなくなってしまうのだが…

さて、iPadのエクセルでマイクロソフトのアカウントでのサインインをすると、こんなメッセージが表示される。

iPadで無料のエクセルアプリが使えない原因と対処法

iPadのエクセルでサインインすると表示される画面

オフィスアプリでもマイクロソフトのサインインが必要

では、マイクロソフトの本家本元「オフィスアプリ」だとどうなるのか。

同じようにアプリを立ち上げると「マイクロソフトアカウントでのサインイン」を求められる。そして、エクセルと同じようにアカウントを入力すると下の写真が表示される。

新型iPadではマイクロソフト365を購入しないとワード・エクセルアプリが使用不能に

どちらにしても、Microsoft365を利用しないと編集ができないようになっていることが分かる。

Microsoft365とは

初めの一か月は無料のお試し期間となるが、その後は毎月の料金を支払うことで最新バージョンのマイクロソフトのアプリが使用できる有料サービス。

料金は家庭(個人)向けや法人向けのプランから選ぶが、個人では月1,284円のプランがお勧めとして挙げられている。ちなみにバージョンアップ無しの永続ライセンスは32,784円で買うことができる。それぞれのプランには使用できるデバイス(パソコン)の台数やクラウドサービスなどに違いがあるので利用する際にはよく確認して頂きたい。

この、Microsoft365を課金して利用していないと新型iPadではマイクロソフトのワード・エクセルが編集できないわけだが、一つだけ無料で使う方法がある。

ワード・エクセルをiPadで無料で使い続ける方法

じつは、ヒントはこの記事のタイトルである「新型iPadで無料オフィスが使えない理由」にある。そう、旧型では使えていたのに新型では使えなくなった。これは、iPadのモデルの新旧に原因があるのではなく、デバイスの画面サイズが決め手となる。

アップルストアのワード・エクセルアプリの説明によると

ドキュメントを作成、編集するには、無料のMicrosoftアカウントを使用して、10.1インチ以下の画面サイズのデバイスでサインインします。

と書かれている。

つまり、画面サイズが10.1インチ以下なら無料で使うことができ、それよりも大きなiPadでは有料となるという仕組み。

新型のiPad9の画面サイズは10.2インチiPad Air510.9インチだ。マイクロソフト社が新しいiPadの画面サイズを念頭に置いて、有料か無料かを設定したのは明らかだろう。

試しにワード・エクセルアプリを画面の小さなiPhoneや旧型のiPad/iPad Airで使ってみると問題なく無料で使える。

なので、このままマイクロソフトのアプリをiPadなどで無料で使いたければ、画面の小さな旧型iPadかiPad miniをサブ機として持っておけばよい。

無料でワード・エクセルが使えるiPad

以下に歴代iPadの画面サイズをご紹介する。

青い文字のモデルは無料で利用でき、赤文字はアウトなモデルだ。

iPad1 9.7インチ

iPad2 9.7インチ

iPad3 9.7インチ

iPad4 9.7インチ

iPad5 9.7インチ

iPad6 9.7インチ

iPad7 10.2インチ

iPad8 10.2インチ

iPad9 10.2インチ

 

iPad Air1 9.7インチ

iPad Air2 9.7インチ

iPad Air3 10.5インチ

iPad Air4 10.9インチ

iPad Air5 10.9インチ

 

iPad mini1 7.9インチ

iPad mini2 7.9インチ

iPad mini3 7.9インチ

iPad mini4 7.9インチ

iPad mini5 7.9インチ

iPad mini6 8.3インチ

 

iPad Pro すべて11インチ以上

 

さらに、iPhoneであればすべて利用可能。

ワードもエクセルもデバイスの画面が小さいと編集しずらいし、時間もかかる。

なのでこの問題を簡単に言うならば、小さな画面のiPadで面倒でもよければ無料で使わせてあげるし、ある程度の大きさ以上(10.1インチ)で快適に使いたければ毎月1200円ちょい払って有料で使わせてあげる。というマイクロソフト社のメッセージという事になるだろう。

まぁ、アップルとマイクロソフトの長年の火花を考えれば理解もできる。

※どのiPadでアプリの無料利用が可能かどうかについては、Microsoftの基準が変更になる場合もあります。ご自身で最新の情報をご確認の上ご利用ください。

Word・ExcelとNumbers・Pagesの互換性

無理にワード・エクセルをiPadで使わなくても、ファイルをiPadに送って、アップルの標準無料アプリ「Numbers・Pages」で開いて編集してしまうこともできる。

 

ワードファイル⇒ページズアプリで開く

エクセルファイル⇒ナンバーズアプリで開く

 

完全に互換性が保証されているわけではないので、文字化けなどの可能性もあるが、長い目で見ればiPadの標準アプリにしてしまって操作に慣れた方が賢いかもしれない。

ちなみに、iPadで最新版のワード・エクセルアプリを使うにはiOS14以上が必要と表示されるが、現時点ではiOS12あたりでも使用可能だ。エアードロップで古いiPadに最新ファイルを送ってワードとエクセルの両方試してみたが問題なく使えた。

まとめ

最新版のiPadはミニ以外、すべて10.1インチ以上。

なので、無料での利用を考えているならば、旧型のiPadを下取りに出さずに手元に置いておいてワード・エクセル専用にするか、小さな画面のiPad miniを購入することも検討できるだろう。

アップル製品の愛用者なら、マイクロソフトにいらぬ金を出すのをためらう方も多いことだろう。

筆者の場合は、iPadやiPhoneの新型機を買う場合にもサブ機として古いモデルを所有することにしている。OSは古くとも、基本的なアプリは使えるし、いつ壊れてもダメージを受けないという安心感がある。

重めの作業をしなければ、YouTubeを観たり、写真の管理をしたり、オークションで売買したり…日常的な使い方については工夫さえすれば古いモデルでも全く問題ない。

ワード・エクセルのファイルをiPad標準アプリのナンバーズ・ページズで利用する方法もある。

Microsoft社もApple社も営利目的の企業なので、ユーザーのために互換性を持たせながらも、自社製品を競合他社の製品で気軽には使わせたくないのが本音というところだろう。

 

ポリフェノール

 

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