iPadのiOSをアップデートしたらApple Storeアプリが起動しなくなった
アイパッドやアイフォーンの「ソフトウェア・アップデート」のお知らせが届くと、セキュリティやバグ対策のために早めにアップデートしてしまうことにしてるが、全てを新しくすればイイというものでもなく、それまで使えていたアプリが突然使えなくなることもある。
かれこれ7年も使っている愛用のiPad Airで悲劇は起きた。
なんとアップデートした直後からApple Storeが立ち上がらなくなったのである。
きっとこの記事にたどり着いたあなたもアイフォンかアイパッドの不具合に悩んでのことだろう。
アップルストアのアプリが使えなくなった原因と、アプリが使えない場合の対策の全容をお話しします。
アップルのアプリが対応しなくなるくらいだから、長く使ってきた他のアプリも非対応になる日も近いかもしれない。
あなたの機種は大丈夫だろうか。
■■■ 目次 ■■■
Apple Storeアプリとは
アップルの製品【iPad・iPhone・Mac・iPod・Apple Watch】や、それらに使えるアクセサリーなどを直接アップルから買えるアプリのことで、サインインしていれば自分の購入した物が登録されているので、例えば買いたいヘッドホンなどが所有してるアイフォンに対応しているかどうかなども簡単に分かります。
また、送料も無料で返品も簡単、追加保証のアップルケア+(プラス)も簡単に付けられる。
さらに、SimフリーのiPhoneを初めから買えます。
普通は電子機器を買う場合、店頭で実際に見て触れてみてから買いたいものですが、アップル製品の場合はアップルストアのアプリや、実際のアップルストア(直営店)で買う方がメリットが大きいんです。
通信会社を乗り換えたり海外で使うなど、後のことを考えてもドコモやauの普通のショップで買うとSIMカードの変更のために不必要なお金と時間が必要になりますもんね。格安SIMカードを使いたい場合にも最適です。
なので僕の場合はほぼ、アップルストアを利用しています。
さて、iPadに入れているApple Storeアプリで新しいiPhoneを買った後に本体のソフトウェアのアップデートを行なったところ、急にアップルストアのアプリに繋がらなくなりました。
上の写真のように、
「Apple Store Appが新しくなりました。最新バージョンをインストールしましょう」
というメッセージと、アップデートボタンが表示されます。
アップデートを試みる
じゃあアップデートすればいいのか、と思って試してみると…
できません
ならば、アプリを探す「App Store」からアップデートしようと。
上の写真にあるように青ボタンで「アップデート」と表示されてます。
ということは、いま入ってるのは古いバージョンということです。
ちなみに、右下の枠で囲ってあるように、このアプリは1週間前にバージョンが変わった模様。
これが原因か…と思いつつタップしてみます。
アップデートが開始され、しばらくは時計のようなカウントダウンが始まるんですが10秒くらいで停止してしまいます。
無理なのか、と思いつつ画面をよく見ると
iOS13以上がApple Storeアプリ起動の条件になっている
なんと、
iOS13.0以降が必要
と書いてある。
iOS13というと、2019年秋に出されたOS。
自分のiPadはアップデートしたばかりのだし、どのバージョンだろうと調べてみるとiOS13じゃなかった。
つまり、原因はソフトウェアのアップデートでもアプリの不具合でもなくアイパッドのiOSの古さだということが判明。
こうなると、もうアップルストアのアプリを使うことは不可能です。
ならばオンラインのアップルストアでスマホやアイパッドを買う方法はもう無いのかというと、そんなことはありません。
アプリに繋げられない時の唯一の対応策
じつは、アップルストアはアプリ以外でもインターネットから繋ぐことができます。
上のリンクからアップストアのオンラインサイトに繋げて、Apple ID(〇〇〇@icloud.comのメールアドレス)とパスワードを入力すれば、アプリと同じように使うことができます。
Apple IDやパスワードを忘れた場合は「サポート」から問い合わせてください。
古いiPhoneではApple Storeを起動できる機種は6S以降となる
iPadではアップストアのアプリに繋がらないものの、スマホのiPhoneの方ではどうかと試すと全く問題なく起動できました。
現在ではiPhone6Sから新しい機種であれば使うことができます。
問題は、今使っている機器で使える最新のiOSのバージョンがどれかということになります。(古いのには新しいiOSが入らないので…)
つまり、iOS13以降がインストールされているiPadかiPhoneであれば問題ない、ということ。
使用しているiPhoneによってどのバージョンまでの新しいOSを入れられるかが異なるので一覧表にしてみました。
歴代のiPadとiPhoneの機種一覧|Apple Storeアプリに繋がる機種と繋がらない機種
これまでのiPhoneの機種で、今インストールできる最新のiOSのどのバージョンなのか。
iPhone 3G iOS 4.2.1のため使用不可
iPhone 3GS iOS 6.1.6のため使用不可
iPhone 4 iOS 7.1.2のため使用不可
iPhone 4S iOS 9.3.5のため使用不可
iPhone 5 iOS 10.3.3のため使用不可
iPhone 5S iOS 12.5.1のため使用不可
iPhone 5C iOS 10.3.3のため使用不可
iPhone SE第1世代 iOS 14.3のため使用可
iPhone SE第2世代 iOS 14.3のため使用可
iPhone 6 iOS 12.5.1のため使用不可
iPhone 6Plus iOS 12.5.1のため使用不可
iPhone 6S iOS 14.3のため使用可
iPhone 6S Plus 14.3のため使用可
iPhone 7 14.3のため使用可
iPhone 7Plus 14.3のため使用可
iPhone 8 14.3のため使用可
iPhone 8Plus 14.3のため使用可
iPhone X 14.3のため使用可
iPhone XR 14.3のため使用可
iPhone XS 14.3のため使用可
iPhone 11 14.3のため使用可
iPhone 11Pro 14.3のため使用可
iPhone 11Pro Max 14.3のため使用可
iPhone 12 14.3のため使用可
iPhone 12Pro 14.3のため使用可
iPhone 12mini 14.3のため使用可
アイフォンは6Sからチップ(CPUコアコア)がA9以降になり、メモリも2GB以上になりました。
それ以前の6とか5Sはメモリが1GBしかなかったし、スコア比もかなり不利なので最新のiOSが使えないということなんですね。
ちなみにiPhone SE第1世代は6と発売時期が重なってますが、中身は6Sと同じチップ【A9】が搭載されています。
iPhoneのCPUという目線から見るとA8とA9が分かれ道となっていることが分かります。
iPhone 6S SE(第1世代) 【A9】iOS14も使用可能
iPhone 6【A8】iOS12まで
iPhone 5S 【A7】iOS12まで
なので、今回の謎の鍵はメモリ以上にCPUの都合なのかもしれませんね。
A9はA8よりCPUは70%、GPUは90%向上しています。
余談ですが、6Sに搭載されているCPUのA)はサムスンとTSMCが作ってます。両社ののどちらかが製造したかで微妙に性能が異なるのでご注意ください。
iPadごとの最新iOSは?
アイパッドはどうかというと、iPad(第5世代~)、またiPad Air2やiPad mini4以降がiOS13以上が入るので使用可能です。それよりも前のシリーズになるとかなり危ういです。
iPad Proは全世代が使用可能。
くわしくはこちら⇩から最新情報をご確認ください。
iOSが13未満のために使用不可なiPadは、 iPad(初代~第4世代)、Air(初代)、iPad mini(初代~3代目)ということになります。
今回はアップストアのアプリの更新により、使えなくなってしまった機種があるってことと、対処法としてアップルのサイトに直接繋げる方法をご紹介しました。
これも定期的に新機種に買い替えさせようとするアップルの策略なのか、毎年どんどん新しいモデル(機種)が出てソフトウェアもアプリも新しく更新され続けてます。
もちろん動画などのデータが大きくなったり、通信速度の高速化、またセキュリティ上の事情などもあるでしょうが、できるなら愛着のある古いスマホやアイパッドでも壊れるまで問題なく利用できる方法も用意しておいて欲しいなぁ~なんて思います。
皆さんはいかがですか??
コメントお待ちしていま~す!!