iPhoneやiPadの買い替え時の究極の選択
新しいiPhoneを買う時に、今持っているiPhoneをどうしますか?
少しでも出費を抑えるために、下取りに出したり買い取りショップに売って購入価格にあてる方法もあるが、ちょっと待った。
確かに多少のお金にはなるものの、本当に得なのだろうか。
この記事を読めば、使っていたスマホを下取りに出そうと思わなくなるかもしれない。
まずは、売るとしたらどれくらいの金額になるのか、さらに販売価格は?
使い終えたiPhoneを別の用途で使うために売らずにとっておくと、どんな活用方法があるのだろうか。
■■■ 目 次 ■■■
中古iPhoneの買い取り価格
買い取り(下取り)価格は、どこに売りに出すかによって異なる。
それぞれにメリットがあるし、付けられる金額もさまざまだ。
アップルストアで下取りに出す場合
まず、アップルストアでiPhone12を買って、今持っているiPhoneをそのまま下取りに出すと仮定して調べるとこうだ。
美品であればこの金額で売ることができる。
iPhone SE1-5100円
iPhone SE2-30000円
iPhone 6-4900円
iPhone 6S-6700円
iPhone 7-12200円
iPhone 8-18300円
iPhone X-28500円
iPhone XR-32000円
iPhone XS-40000円
iPhone 11-44000円
※買い取り価格は時期によって変動します。
買い取り専門店で売る場合
次に全国展開している買い取りショップや中古販売店での買い取り価格を調べた。
ゲオモバイルで買ってシムフリーのiPhoneを売る場合の買い取り金額はこうだ。
美品で、かつストレージ容量がシリーズ最大であることを前提に、買い取り価格を調査するとこうなる。
iPhone SE1-7260円
iPhone SE2-48840円
iPhone 6-6600円
iPhone 6S-8580円
iPhone 7-15840円
iPhone 8-21120円
iPhone X-30360円
iPhone XR-39800円
iPhone XS-42240円
iPhone 11-62040円
こうして比べて見ると、買い取り専門ショップの方が明らかにアップルストアでの下取りよりも高く買い取ってくれることが分かる。
では、単純に買い取りショップに持ち込めばいいというかというと、そうでもない。
アップルストアでの下取りと買い取りショップの違い
アップルストアでの下取りは、最低ストレージも対象になっているし査定もやや緩い。
それに対して買い取り専門ショップの査定はかなりシビアだ。ほんのわずかなスレなども見逃さないので、普通に使用したスマホを最高額で買い取ってもらうのは不可能と考えたほうがよい。
なんだかんだと理由を付けて「美品」ではなく「普通品」とのランク付けとなることを覚悟して利用しよう。
次に、手離したiPhoneを何らかの理由で買い戻したくなったとして、同じモデルを中古でいくらで買うことになるのか考えてみる。
買い取られたiPhoneの販売価格は?
ストレージの量や使用状態にもよるが、おおまかな金額はこうだ。
iPhone SE1-14500円
iPhone SE2-62000円
iPhone 6-15800円
iPhone 6S-15800円
iPhone 7-32000円
iPhone 8-34700円
iPhone X-49800円
iPhone XR-56800円
iPhone XS-60000円
iPhone 11-78000円
※機器の状態は店舗の判断にもよるので、わずかな傷などもシビアに査定されることもあります。
こうして見てみると、モノによっては買い取り金額の二倍以上の価格で売られていることが分かる。
ということは、もしも再び古いiPhoneが欲しくなった場合には買い戻すためには相当な出費が必要ということになる。
では、買い替えの際に元のiPhoneを売らずに手元に置いておく場合のメリットを考えよう。
古いiPhoneを売らずに活用する方法
使わなくなったiPhoneを持っておいて、何に使うんだろう。
そう思う方もいるかもしれないが、実際には何通りもの活用方法がある。
仕事とプライベートの2台持ち
格安SIMカードをもう一枚買えば、毎月わずかな金額で2台のスマホを自由に操れる。音声通話付きでなくてもフェイスタイムやline電話を使えばいいからデータ専用の安いプランでも十分だ。
例えば、ラインモバイルのベーシックプランではSMS付きで660円で利用できる。(なぜラインモバイルを紹介するかというと、CMに出ている本田翼がかわいいからという単純な理由からだ)
2台のスマホを持っておいて仕事用とプライベート用に分けて常に持ち歩くのもいいし、片方は自宅に置きっぱなしでもいいだろう。
ワイファイ専用機として使う
自宅やWi-Fiスポットなどでインターネットに繋いで、iPadやiPodのような使い方をするのもよい。
お気に入りの音楽をダウンロードしてBGM代わりにオフライン再生したり、アマゾンプライムビデオで映画を入れておくこともできる。漫画や小説を読むのにも気兼ねなく使える。
僕は新しいiPhoneの電池の劣化を防ぐために、古いiPhoneでできそうなことは極力そちらで行なっている。
リチウムイオン電池も、使えば使うほど容量が減っていくからだ。
故障時などの予備機として
自動車なら修理に出す際に代車が利用できることが多いが、スマホはそうはいかない。
仮に代替機があったとしても、誰が使ったか分からないような使いまわしの機器に、サイトのパスワードや連絡帳やSNSなど、自分の個人情報を移すのは心配ではないだろうか。
もしもスマホが使用不能になった時のことを考えて、型落ちであっても1台置いておく方が安心だ。
追跡装置として使う
月額200円くらいの格安SIMカードを入れて「アイフォンを探す」機能を使えば、GPS発信機として使える。
自動車や鞄に入れておけば、万が一盗難された場合にも簡単に追跡して確保できる。
さらに、誰かの行動を知りたい場合にさりげなくバックに入れておくなどすれば、リアルタイムでどこにいるかが確認できる。
使い方次第では、もしも子供やお年寄りが行方不明になった場合に活躍するかもしれない。浮気調査にも使える。
他にも古いiPhoneで利用できることはまだまだある。
古いiPhoneで気兼ねなくできること
非常時の懐中電灯ーこれは特に災害時に役立つに違いない
カメラー特に海外シムフリー版のiPhoneはシャッター音がしないし利用価値は大きい。
ネット閲覧やメモ帳と電卓機能ー僕はキッチンに1台料理専用機として置いている。
ストレージの消費用ー写真やムービーを入れてハードディスクとして使う。
必要に応じて新しいiPhoneに移す。
ボイスレコーダーにするー会議の記録や脅迫などの犯罪行為に際に証拠を残すことができる。
いかがだろうか、買い替え後の型落ちiPhoneとはいえ、使い方次第ではかなり役立つ潜在能力を秘めていることがご理解いただけたのではないかと思う。
もちろん、モデルチェンジの度に頻繁に買い替えるとか、少しでも新しい機種の購入代金の足しにしたい場合は売ってしまうのもアリだ。
要は、「使える」かどうかではなく、『使う』かどうかの問題だろうと思う。
ただし、一度手離したものを再び手に入れるのは骨が折れる。