アマゾンとヤフーかららしき怪しいメールにはご用心
コロナ禍でアマゾンなどの通販サイトの利用が急送してます。
昨年の2019年のデータでは、通販サイト1位のアマゾンは5000万人を超え、2位の楽天市場が4800万人の利用者数になっています。
ヤフーは利用者数6000万人以上の巨大サイトなので、日本人の2人に1人は使っている計算になりますよね。
グーグルには届かないものの、ヤフーの検索サイトやニュース・メールサービスを利用している人はかなりに上るんじゃないでしょうか。
そんな超巨大サイトの名前を利用して、詐欺メールが送られてきます。
アマゾンなりすましメール
これはまだ見抜くのが簡単な部類だと思いますが、下のスクショ(写真)をご覧ください。
あなたのアカウントは一時的にロックされています
以前、ツイッターで実際にアカウントがロックされたことがあって、一瞬「アマゾンでもロックされたかな?!」と思いましたが、実際にはまったくのデタラメなフィッシングメールでした。
送り主もamazon.co.jpになっていて、スマホの小さな画面でぱっと見ただけでは本物かどうかの判断が付きにくいですよね。
超簡単な見抜き方
いろいろありますが、一番簡単で確実な見抜き方は、届け先の名前が載っているかどうかです。
このメールの場合は、【お客様各位】となっています。
本物のアマゾンからのメールであれば、宛先に必ず自分の名前が載ってます。
お客様各位となっているのは「名前までは特定できないもののメールアドレスだけは取得できたので、とりあえず送っとこう」ということですね。
その際、名無しのゴンべ様って書くわけにもいかないので「お客様各位」にしてるってわけです。
そもそも、お客様各位っていうのは不特定多数に向けて書く張り紙やダイレクトメールに使う言葉ですもん。まずこれは詐欺メールとみていいでしょう。
くれぐれも『アカウントロック』の言葉に驚いて、【アカウントを更新する】をクリックしないようにしてください。
場合によっては個人情報を抜かれてしまいます。
ヤフーを騙る詐欺メール
次に、ヤフーになりすました詐欺メールです。
送り主はやはりYahoo.co.jpとなっていて、それっぽいですよね。
これもパソコンで見れば送り主を見抜きやすいんですが、スマホで見ると本当にヤフーから来たメールかと思ってしまいかねません。
では、下のスクショをご覧ください。
もしかすると同じ犯人かもしれませんが、メールの件名はアマゾンと全く同じで、「あなたのアカウントは一時的にロックされています」となってます。
つっこみどころ満載のフィッシングメール
とはいえ、このメール明らかにおかしいw
海外から翻訳ソフトを使って直訳したんでしょう。
変な日本語が使われています。
例えば「親愛なる顧客」って書いてありますが、企業はそんな言い方しませんよね。
まだ、さっきの"お客様各位"の方がしっくりきます。
顧客っていうのはCustomer(カスタマー)を直訳したんでしょう。
ちなみにヤフーからのメールであれば、自分の名前かヤフーIDが載っているはずです。
「アカウントが正式かつ永久に無効になります」ってのも、妙な言い方ですよねw
詐欺メールに引っかからないために
初めてのフィッシングメールは、ちょっとびっくりするものですが、まずは落ち着いて見ましょう。
そして、くれぐれも誘導しようとしているリンクをクリックしないことです。
リンクは文字列だったり、カラーのボックスだったりしますが勇気をもって無視しましょう。
クリックするだけで大ごとになることは少ないと言われていますが、誘導されたページに行くとクレジットカード番号や氏名、住所などを入力させようとしてきます。
もしも、メールアドレスと氏名、クレジットカード番号をさらしてしまうと、そのメールアドレスは騙しやすい格好のカモとして、カードが悪用されたりあちこちからフィッシングメールが届くことになるかもしれません。
また、ウイルスに感染するリスクもあります。
どうしても心配なら、いったんメール画面を閉じて本当にアカウントに問題があるのかどうかをアマゾンやヤフーなどのサイトに行って確認してみましょう。
また、そうしたサイトではよくある質問の中やヘルプ欄に、なりすましメールについて注意喚起してあることも多いので参考にできます。
基本的には電話と同じ
電話が主流だった時代の方は思い出して下さい。
どこから入手したか分からないものの、NTTや○○電力を騙るおかしな電話が頻繁にかかって来たものです。
本当に自分が契約している企業なら、こちらの情報を知っているはずです。
でも、詐欺電話の場合はこちらの詳細を知らないので、いろいろ質問してきます。
聞かれたことに正直に答えると、さらに後日かかってきた電話では相手はこちらの詳細を知っていることになり、いっそう不利になります。
基本的には同じような方法が、形を変えて続いているだけです。
相手分からず一斉にメールを送り付けて、引っかかった者からだまし取る。
そんな手口には引っかからないようにして、安心してデジタルライフを楽しみましょう!!
^^) _旦~~