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ポリフェノールの雑記ブログ🖋

日本の調理師として見たアジアのB級グルメや景色などを楽しくご紹介!趣味の雑記ブログをよろしくお願いしますd( ̄  ̄)

枻出版は民事再生法の適用により再建なるか!コアな情報誌を求めるマニア系ファンが見守る趣味の帝王の今後とエイムック買い占めの動きは?

枻出版は民事再生法の申請により生き残れるのだろうか

趣味の情報誌の帝王、枻出版は生き残れるのだろうか。

枻出版が民事再生法の適用を申請

男の隠れ家には必ず置いてある本。

台所の隅に置いてあって読み返す雑誌。

そんな趣味の世界の書籍・雑誌を手掛ける枻出版が民事再生法の適用を東京地裁に申請した。

枻出版は1973年創業で幅広い分野の趣味の書籍を扱う出版社として全国にファンも多い。

あなたが何らかの趣味を持っていて、本から情報収集するタイプの方であれば、必ずといっていいほど書店で目にしているはずである。

 ■■■ 目 次 ■■■

 

民事再生法の申請をした枻出版の人気月刊誌「趣味の文具箱」

枻出版の定番季刊誌、趣味の文具箱

筆記用具の「趣味の文具箱」

ゴルフ情報誌の「EVEN」

バイク誌の「Bike JIN」「RIDERS CLUB」

男の教科書的な「Lightning」

釣り情報誌の「SALT WORLD」

自転車の「BiCYCLE CLUB」

 

さらに「世田谷ライフ」「ランドネ」「Yogini」「2nd」「PEAKS」「フィールドライフ」「Men's PREPPY」など、数々のマニア泣かせの情報誌を発行してきた。

 

このブログでも万年筆のアイコンを使っている通り、私はオタク系の人間である。

趣味の目の保養にとてもお世話になってきた出版社だ。

深夜にコーヒーを飲み、ニヤニヤしながらページをめくる。

枻出版は、そんな至福のひと時をくれた。 

マニアと言われようがオタクと揶揄されようが、今さら逃げも隠れもしない。

 

エイムックの男心をくすぐるページ。深夜に読み始めると止まらなくなる

どの雑誌も男心をくすぐる内容だ。

あなたも毎晩ニヤニヤしながら読んだのではないだろうか

趣味の文具箱に限らず、書店で枻出版の新刊を目にすると、ついつい手が伸びてしまう。

文章の構成、新商品の紹介の仕方、写真のセンスもピカイチ。

世の中、これから手入が困難になるとなれば欲しくなるのが常である。

枻出版の今後を考え、新品の書籍が買えなくなる事態を想定して今のうちに買い締めて、メルカリやヤフオクなどのネットで販売しようと考える動きもあるかもしれないと予想する。

アマゾンの検索画面で「エイムック」「枻出版」と入力すると、新品で購入できる残りの部数はすでに限りがあることが分かる。

 

 

枻出版お家芸のエイムック

枻出版は、雑誌と書籍の中間のような位置づけのムック本として扱う分野も幅広く、料理カメラレンズ、マラソン、お酒、外食、哲学、宇宙科学、ファッション、時計なんでもござれだ。

というか、〇〇月号という期限付きの月刊誌ではなく、無期限で読めるムック本スタイルこそ、枻出版の得意技だった。

例えば、趣味の△△をムック本として出版し、数ヶ月~1年くらいの間書店に陳列させる。

そうすれば○○月号と掲げる月刊誌とは違って長期間販売することができるし、読者が購入し忘れても買うチャンスが残りやすい。

枻出版は、そのムック本スタイルで発行する情報誌も多く、本の裏表紙にも自社をエイムックと記載しているほどだ。

 

破産ではなく民事再生法の申請

2021年2月9日 東京地裁へ民事再生法の申請

今回の枻出版の法的の手続きは、破産ではなく民事再生法の申請とのことなので、会社そのものを解体するのではなく、事業を継続したまま立ち直りを目指すというもの。

社会的信用やブランドイメージの低下というデメリットもあるものの、存続できるチャンスは破産よりも確実に残る。

枻出版は2017年の売上高は約102憶円に達していたが経営が急激に悪化し、3年後の2020年には55憶円という、50%ほどに落ち込む事態となった。

今後は民事再生法の申請により再生を目指すことになるが、枻出版は一般的な出版社とは異なり、かなりコアな分野を幅広く手掛けてきた実績は大きい。

世の中がこれからどうなろうと、一生の趣味としてバイクや料理、アウトドアやゴルフを楽しむファンは必ず存在する。

つまり、離れない購読者がいる。

通常の会社であれば、経営が悪化した会社というイメージにより、他社との取り引きが難しくなることもあるが、これほどの実績ファンを持つ枻出版であれば生き残れるのではないだろうか。

個人的には出版業界がデジタル化に大きく変化していく中でも、立ち直りを図ってくれるものと期待したい。

アイパッドやPCではなく、実際の紙面を見るのもいいものだ。

特に就寝前の頭をリラックスさせたい静かな時間は、ディスプレイのブルーライトからは離れていたいから、紙という古典的なアナログ媒体に惹かれる。

そういう意味では、趣味の分野と小説ならば今後も生き残れるだろう。

とはいえ、今後は発行部数や手を広げている分野の縮小も大いにありうるので、気になる本が廃刊になる事もありうる。

今のうちに購入しておくのも手かもしれない。

 

今後の枻出版はいかに

近年、出版事業に加え畑違いの業種にも手を伸ばしていたとのことで、不採算事業を整理すれば回復は可能なのではないか、と思う。

なにより、日本中の男性たちの男心をくすぐってきた『枻出版』が消滅するのは惜しすぎる。

コロナ禍により取材や編集、出版作業に狂いが生じている状況だと思うが、これが収まった後も趣味の分野の需要は一定数あるに違いない。

マニア達の毎月の楽しみを引き続き満たしてほしいと切に願うばかりである。

 

 ポリフェノール

 

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